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「俺ガイル結」始動! 八幡の結衣に対する気持ちについて考察

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出典:俺ガイルFes.-FINAL

2021年1月17日やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。シリーズ最後のイベント「俺ガイルFes.-FINAL」が開催され、そこで新情報が解禁されました。

 

新プロジェクト決定!

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。結」

 

以下、イベントでの原作者:渡航さんの発言です。

「やっぱりね、完をつくった以上、結もつくってようやく完結になろうと!」

 

「もうね、この結がなんなのか、それはもう私の口からは申せません。皆さんすごくこうモヤモヤしてね、なんか考察しといてください」

 

「どういった形かはまだ分かんないんですけど、皆様のもとへ、また新しいプロジェクトをお届けする気で、私はここずっと最近不眠不休でございます」

 

「楽しみにお待ちいただければと思います!」

俺ガイルFes.-FINALより

 

「結」の読み方は「けつ」でした。

 

今回は、俺ガイル結の内容について考察していきたいと思います。

 

 

 

俺ガイル結の内容は?

媒体は小説で、9月17日に発売することが判明しています。

あらすじを見るに、本編とは異なる時間軸のようにも思えてきます。

 

anotherの続編?

アニメ第2期「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続のDVD&BD特典にやはり俺の青春ラブコメはまちがっている。another」というものがあります。

全7巻で構成されていて、本編のある地点から分岐して、少しずつ改変した、会ったかもしれない、もう1つの物語です。

八幡が明確に答えを出す話になっていて、恋愛色の高い、全体的に結衣にスポットが当たっている小説になっています。

一言でいうと、結衣endです。

雪乃が本編よりも強く、結衣が遠慮せずに、グイグイいってます。

作者曰く「本編よりも本編らしい」「八幡が間違ってない」とのことで、特典小説でありながらも、重要な作品となっています。

 

そもそも、アニメ3期は雪乃endのように終わったのですが、原作の結衣にまつわる重要なセリフやモノローグを幾つかカットしています。

八幡の結衣への気持ちがあまり語られておらず、ストレートに雪乃に向かっていた印象でした。

これは、結衣endの製作が決まっていたからなのかもしれません。

 

「完」と「結」で別のヒロインとの関係を描くとしたら、中々に挑戦的ではありますが、原作やanotherを読んでいると、雪乃も結衣も、八幡にとってはとても大切な女の子で、どっちが選ばれてもおかしくない状況だったなと思います。

 

それでは、アニメでカットされたセリフを中心に、あまり明確に描写されなかった、八幡の結衣への気持ちについて紹介していきたいと思います。

  

 

 

八幡の結衣に対する気持ちは?

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出典:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている 完 11話

「俺は世界でただ一人この子にだけは嫌われたくないから」

これは原作14巻の内容で、アニメ3期「俺ガイル完」11話のベンチのシーンにあたる場面で、アニメではカットされた八幡のモノローグです。「ヒッキーはそれでいいの?」という真正面からの真剣な問いかけに対し、誤魔化すことはできないと、ぽつぽつと本音を語りだします。

 

適当なごまかしも、嘘もお為ごかしも、あってはならない。

まぜっかえしてけむに巻いて逃げの一手を打ったとしても、それを彼女はきっと笑って許してくれるだろうが、甘えてはいけない。
 
俺は世界でただ一人、この子にだけは嫌われたくないから

 

とんでもない感情を秘めていましたね……。

アニメ勢の方は、このシーンの見方がだいぶ変わったのではないでしょうか?

自分がどう思われても構わない、嫌われてもいいという自己犠牲が目立つ八幡が、唯一嫌われたくないと思う相手が結衣。

究極的に言えば、雪乃には嫌われてもいいけど、結衣には嫌われたくないということになります。

結衣もまた、八幡にとって、唯一無二の大切な存在であることが分かります。

この特大感情を口にしなかったが故に、結衣が家で泣いてしまうと考えると切ないですね…。

 

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「彼女に少しでもいい所を見せようとしてしまう」

これは、結衣に雪乃への気持ちを話す際に、責任という言葉を用い、それは違うなと頬を叩いた時の心情です。

本当に悪い癖だ。いつもいつでも無駄な自意識が俺の中には存在していて、それが知らず知らずのうちに、彼女に少しでもいい所を見せようとしてしまう。

 

いい所を見せたくなる。それはきっと、かっこいい、素敵だと思われたい。好意的な目で見てほしいということではないでしょうか?

このような、恋と呼んでしまっても差し支えないような感情を、雪乃に対して向けたことはなく、結衣だけのものです。

 

「憎からず思っている相手であれば、なおのこと。ほんとうに、心が揺れる」

 アニメ4話、原作12巻で、小町へのプレゼント選びをする時に、手作りというアイデアに行き着いた場面です。

実際、手作りというアイディアは悪くない。貰った側の心に強く訴えかけるものがあるし、何より手間暇をかけてくれた事実に胸を打たれる。それが憎からず思っている相手であれば、なおのこと。
ほんとうに、心が揺れる。

 お礼と称した結衣からの手作りクッキーのことを思い浮かべているのでしょう。

憎からず思っている……愛情を間接的に表現する言葉であり、捻くれた八幡らしい言い回しであるため、偽りのない本心でしょう。

 

また、アニメ2期13話・原作11巻で、クッキーをもらった時、八幡はお礼として受け取ることに対して、どこか否定的です。

 

「...…だから、ただのお礼」
あのときのお礼と言うのなら、その件は既にすんだことのはずだ
 
~~省略~~
 
だからこれをお礼として受ける取るのは道理に合わない。まちがっていた始め方はちゃんと終わらせて、また始めることが出来たはずだ。
なら、そこに込められた想いや答えは変わることがあるかもしれない。
「...…礼ならもう貰っている。」
 
本当にお礼かどうかを確かめたい訳じゃない。それでも、これをただのお礼として、何も考えることなく、諾々と受け取る訳にはいかなかった。

 

結衣が込めた本当の意味を知ろうとしている風に見えます。

この時、心が揺れていたのでしょうか。

 

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「その日々はかけがえの無いくらい大切で、掛け値なしに楽しくて」

 ベンチで面倒かけて悪いなと八幡が唐突に言った時の心情です。

 

本当に仕方ない奴だと思う。いつもこうして面倒なことを押し付けては、そのたびに許してもらっていた。俺はこれまで彼女の優しさにずっと甘えていたのだ。心地良さに微睡んで、蓋をして見ないふりをして、ずっと助けられてきた。その日々はかけがえの無いくらい大切で、掛け値なしに楽しくて、どこまでも都合のいい想像を抱いてしまうくらいに幸福じみていた

 

八幡と結衣は12巻から14巻まで、プロムの準備の際、デートをしたり、お菓子を作ったり、一緒に帰ったり……共に日々を過ごしてきました。それを、八幡も大切に思ってくれています。

どこまでも都合のいい想像というのは、結衣と付き合うことを指すのでしょう。

 

以前にも似たような想像をしている場面が見られます。

 

存外、様になっている。
その光景はカタログに載っていそうなくらいの幸福感がある。おかけで、バカみたいな妄想が頭をよぎってしまった。

 

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出典:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている 14巻

これは、お菓子作りをしていた時に、エプロンをつけた結衣を見た時の八幡の心情です。バカみたいな妄想、どこまでも都合にいい想像。それはきっと同じようなものでしょう。

八幡は結衣といるときに、よく未来のことを考えていますね。

 

印象的なセリフやモノローグを中心に紹介してきましたが、八幡の行動からも、結衣への好意が表われているシーンがあるので、厳選して幾つか紹介します。

 

約束とは無関係に自分からデートに誘う八幡

横にいる由比ヶ浜をちらと見ると、ちょうど目があってしまった。そのまま視線を外してしまうのも、なんだか気がひけて、代わりに口を開く。
「...どっか寄ってくか?」

雪乃がプロムに取り組んでいるため、放課後暇になってしまった結衣と八幡。普通に帰ってもいいはず……というか、八幡なら速攻帰宅を選んでもおかしくないのに、目が合ったからと、無計画にデートに誘っています。

 

頭をフル回転させてそれらしい理由を何とか捻りだした。

 

原作のモノローグでは、予想外の誘いに驚いた結衣の反応に対し、失敗したと内心焦ったり、とっさに思いついた小町へのプレゼントという口実を口にして、なんとか事なきを得ます。

 

また、3人の水族館デートの際には、結衣に「ここがいいのか?」と問いかけ、「ここでいいの」と答えたにも関わらず、モノローグではこのように言っています。

 

あの場所は三人で行くには少々面倒そうだ。だからまぁ、もしかしたら、またいつか。
約束を果たせる日は来るのかもしれない。

 

八幡の中ではまだ2人でシーに行くという約束は生きています。

そもそも、バレンタインの時に一度誘ってますからね。残念ながら断られてしまいましたが。

 

八幡は結衣に対しては比較的積極的にアプローチをかける場面が多いです。

 

ツーショットにロックをかける八幡

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出典:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている 完 

小町へのプレゼントを買いに行った際、マッ缶の自販機を見つけて八幡は、はしゃぎ、自撮りまでしました。そんな様子を微笑ましく見守っていた結衣が、不意打ちで、八幡とのツーショットを撮り、八幡は驚きつつも、写真を送ってくれと自分から頼み、さらに、その写真にロックをします。

これだけ?と思うかもしれませんが、この作品の写真が持つ意味は大きいと私は考えます。

雪乃の恋心の象徴は、大事にひっそりと隠された八幡とのツーショット写真です。

それを見つけてしまったから、結衣は雪乃の気持ちに確信が持てました。

 

このシーンは、結衣が何も言わずに写真を送っても良かったのではないでしょうか?不意打ちツーショットに照れるというラブコメ要素はそれで充分達成されています。

ですから、八幡が写真にロックをかけたという事実をあえて記述したこと。これは非常に重要であると考えます。

 

ほかにも、八幡の気持ちが表れているシーンはありますが、キリがないのでこの辺で終わります。

以上のことから、八幡が、結衣を大切に想っていることは伝わったかと思います。

 

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まとめ

  • 「俺ガイル結」は結衣ルートの可能性がある。
  • アニメではカットされがちだったが、原作を読むと八幡が結衣を大切に想っていることが分かる

俺ガイルの今後が楽しみですね!

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