ひぐらしのなく頃に 業 5話 綿騙し編 「魅音と詩音の見分け方」
綿騙し編がスタートしました!
序盤から既に不穏な空気を醸し出していた鬼騙し編とは違って、終始ラブコメムードだった綿騙し編。
魅音?詩音?がめちゃめちゃ可愛かったですね……。
このまま平和に終わってほしいものですが、今回はどんな「騙し」を仕込んでいるのでしょうか?
今回の記事では、まず最初に考察すべき点について明らかにした後で、5話を振り返っていきたいと思います。
ちなみに前回の記事はこちらです。
考察すべき点
綿騙し編で注目しなければならないのが、魅音と詩音の入れ替わりです。
どのシーンが魅音で、どのシーンが詩音なのか。片方が登場している時、もう片方はどこで何をしているのか。
それを見抜くことが、真相には近づく一歩です。
綿流し編・目明し編について
綿流し編では、綿流しの晩に詩音が魅音を監禁し、その後はずっと一人二役をして、魅音を演じたり、詩音として現れたりしています。
梨花ちゃんを自殺に追い込み、沙都子を殺し、圭一を刺したのは全て魅音のフリをした詩音です。
目明し編では詩音視点で事件の全容が明かされます。
鬼騙し編が鬼隠し編とは異なる結末を迎えたことから、綿騙し編も綿流し編と違う結末を迎えることは予想できます。
つまりは、仮に詩音を見抜いたところで、詩音がすべての事件を起こすかどうかは分かりません。
あらゆる可能性を考慮しなければなりません……。
5話のキャストクレジット
なんと、5話のキャストクレジットには詩音の名前がありません。
綿流し編では、魅音と詩音2人の名前があったにも関わらずです。
そのまま受け取るならば、5話には詩音が出ていないということになりますが、ミスリードである可能性も捨てきれません。
また、魅音と詩音は実は過去に入れ替わっています。
詩音(現在の魅音)が会合で出るお刺身が食べたいと魅音(現在の詩音)と入れ替わったところ、運悪くその日は園崎頭首の証である鬼の刺青を背中に入れる日であり、入れ替わりに気付かれないまま、刺青を掘られてしまいます。
こうして2人は、互いの人生を歩むことになりました。
つまりは、キャストクレジットにある園崎魅音は、現在の魅音と本当の魅音(現在の詩音)だと考えると、一応矛盾はなくなります。
また、圭一は、魅音が恥ずかしがって詩音という双子の妹がいると嘘をついていると思っているため、圭一の視点では、すべて魅音です。
そのため、魅音の名前しか書かれていないという可能性もあります。
ゆきのさつきさんのツイート
ご視聴有難うございました〜🧸
— ゆきのさつき (@2011yukino) 2020年10月29日
果たしてどのシーンが魅音で
どのシーンが詩音だったのか。。。
わたし的には、綿流しより分かりやすく描かれてました😘 https://t.co/8e8sAN0PIL
魅音を演じた声優さんのツイートです。そのまま受け取るならば、魅音と詩音の二人が出ていて、綿流し編よりも違いが顕著だったということでしょう。
これがミスリードでなければ、素直に、魅音っぽい時は魅音、詩音っぽい時は詩音ということなのかもしれません。
詩音はタレ目
公式ホームページのキャラ紹介では、詩音はタレ目になっていて、容姿の面で魅音とは明確に区別されています。旧作ではこのような違いはありません。
ミスリードの可能性はありますが、注目する価値はあります。
2人一緒に登場するシーンを見ないことには断言できませんが、この見分け方は参考になるかと思います。
これらの点を踏まえて、本編を振り返っていきます。
ちなみに、綿騙し編は、綿流し編をなぞりつつ、要所要所に違いがありますが、旧作アニメではなく、基本的には原作であるゲームの展開に準拠しています。惑わされないようにしましょう。
6月12日
ゲーム大会
圭一達5人は興宮のゲーム大会に出ます。
旧作アニメ版では、全員でカルタをしました。
人数が多いため3人ずつ5組の予選をするのはゲーム版通りです。
違う部分は、沙都子が圧勝したことと、先に勝利した沙都子と魅音が2人でお茶をしに2人で外にでたところです。
原作では、神経衰弱で一見ピンチに見えた沙都子でしたが、位置をずらすというトラップを仕掛けることにより、勝利します。
綿騙し編では、魅音に続き2番目に勝利しており「すげー!」「超能力!?」といった歓声が聞こえます。トラップが炸裂したのなら、そのことに触れる描写があってもいいと思うのですが、一気に全部のカードを開けたような描写になっています。
また、沙都子が「優雅にティータイムでもいかがですか?」と魅音のことを誘いました。
魅音から誘ったのだとしたら、かつて悟史くんから沙都子の面倒を見るように頼まれたことがある詩音である可能性がありますが、沙都子から声をかけているため、違うのでしょう。
【考察 沙都子は魅音に何かを吹き込んだ】
沙都子は、鬼騙し編で宝探しの後にレナに付き添って一緒に保健室に行っています。
次の日は雨で、その次の日がケンタくん人形の救出です。ここからレナの圭一に対する不審な態度が始まります。
また、前提として、沙都子には魔女ラムダデルタの駒である疑惑や、黒幕疑惑などがあります。
かつて、ラムダはベルンカステルと戦い、敗北した経験があります。
その戦ったゲーム盤というのが「ひぐらしのなく頃」の世界であると考えられ、ベルンカステルは梨花ちゃんを、ラムダは鷹野三四を駒としていました。
この辺の話は掘り下げられるほど詳しくはないのですが、今回ラムダは沙都子を駒にして、ベルンに再戦を申し込んでいる可能性があります。
それこそが梨花ちゃんが再びループに巻き込まれた理由であり、ルールが変更してしまったのもそのためでしょう。
綿騙し編では、魅音の態度に今のところ不審な点は見られませんが、今後、何か変化があるかもしれません。
美麗なイラストで描かれるラブコメが可愛く、ホラーとのギャップが楽しめます!結末に至るまでの流れが、アニメ版とは異なるため、新鮮な気持ちが味わえます!
魅音に人形を渡した
ゲーム大会を盛り上げたお礼として圭一が貰った人形の行方が、綿流し編の鍵でした。
圭一が、魅音は女の子らしくないから似合わないと、レナに人形をあげてしまったことで、惨劇は起こりました。
(魅音が人形を貰えなかったことを詩音に相談し、詩音は好きな人が近くにいて、小さなことで悩むことができる魅音に嫉妬したことで、雛見沢症候群を発症します)
綿騙し編では、魅音をちらりと見て、迷うような素振りを見せます。
すかさず梨花ちゃんが「素直な気持ちで送れば、
ちなみに、このシーンでの沙都子が心なしか険しい表情をしているように見えるのが気になります。
「圭ちゃんだけは本気じゃないんだね」という発言や、全体を通してツリ目であること、人形を貰って照れていることから、この場面は魅音であると考えます。
【考察 惨劇は回避できたのか】
実は、原作のIFルートの中に、魅音に人形を渡した場合のストーリーがあります。
その話では、人形を貰って浮かれた魅音が、
結果的に惨劇を防ぐことはできませんでした。
つまりは、発症の原因は詩音が悟史のことを思い出すことであるため、人形を渡したかどうかはあまり関係ありません。
6月13日
エンジェルモート
エンジェルモートで、バイトしている魅音と会います。初対面とは思えない対応をしていますが、苦し紛れに詩音だと名乗りました。
ちなみに、父とご飯を食べに来るのは原作通りです。
↑のように詩音はタレ目です。
背中の刺青
魅音は頭首として背中に刺青があります。よって、魅音は背中が大胆に露出したエンジェルモートの制服が着れないから、詩音ではないかという意見もあるかと思います。
ですが、旧作アニメでも、エンジェルモートのシーンは魅音だったことから、この点に関しては深く考えなくても良いのかと思います。
シールや化粧品など、刺青を隠す方法はありますし、髪を下ろしているため、大部分は隠れています。
よって、背中の刺青だけで詩音だと断言することはできないと考えます。
6月14日
帰り道
圭一、レナ、魅音の3人で帰宅しています。昼飯を食べ損ねた圭一は空腹を訴えます。
魅音がバイトだからと別れる際、圭一が「ウエイトレスはハードワークなんだな」と言った時、魅音は慌てふためきます。
「ち、ちが、わ、わた、おじさんはね、
私と言いかけて、おじさんと言い直しました。
このシーンは原作も旧作アニメでも、一人称は私で、なおかつ魅音本人です。
詩音が魅音の振りをしているため、魅音特有の一人称である「おじさん」と言い直したのではないでしょうか?
次に、圭一がレナに詩音について説明する際の、「性格は違うけど外見は瓜二つなんだ」という言葉に対し、「外見は似ているけど、中身は大違いなんだよ」と返します。
原作・旧作アニメでは、続けて「私はやさしくて思慮深いけど、詩音は冷めてておっかない性格なんだよ」というセリフがありましたが、カットされています。
これも、魅音ではなく、詩音だからではないでしょうか?
差し入れを貰う
圭一が玄関に倒れこんでいると、魅音が来ます。
最初から詩音の声音、口調で話し、聖ルチーア学園の制服を着ています。
原作では詩音の私服だったため、この変更には意味があると考えます。
さらに、一瞬ですがタレ目のカットがあるため、このシーンは詩音で間違いないでしょう。
前述した通り、今日学校で共に過ごしたのが詩音であるならば、圭一がお昼を食べ損ねたことを知っているのにも辻褄が合います。
しかし、少々不自然な点もあります。
旧作アニメの詩音は、圭一が店のお客さんであることを理由にお弁当を持ってきましたが、綿騙し編では、人形のお礼だと言っています。
人形を貰ったのは魅音であるはずです。
この前提が間違っているのか、その後の「お姉のお礼を私が持ってきたのは、私も嬉しかったというか……
さらに、綿騙し編では、圭一の家の玄関に鏡が追加されています。赤くなりながら差し入れを渡す詩音の姿が鏡に映り、まるで2人いるように見えます。
これは、魅音と詩音の2人分の想いを込めているという暗喩でしょうか?
【考察 詩音は圭一が気になっている】
この後、弁当箱を返したときに魅音が照れているため、弁当を作ったのは魅音であると考えます(詳しくは後述します)
詩音の料理の腕は人並みですが、魅音は頭首の修行のために料理の勉強をしたため、詩音よりも上です。
また、旧作の普通のお弁当とは違い、重箱に手の込んだおかずがぎっしりと入っています。圭一と一緒に帰った後にこの差し入れを作って届けるのは、時間的に無理があるかと思います。
おそらく、魅音が人形のお礼として作った差し入れを、頼まれて詩音が渡しに来たのでしょう。学校に行ったのが詩音ならば、魅音が家で差し入れをつくることは可能です。
詩音が照れているのは、帰り道に圭一に褒められたことで、圭一のことが気になり、意識していたからだと考えます。
ここからは、根拠があまりありませんが、ひぐらしのなく頃に業の詩音は悟史への恋心が薄れている、もしくは初めから恋をしていない可能性もあるのではないでしょうか?
鬼騙し編で悟史の名前が一度も出なかったこと、公式サイトにも乗っていないことが気がかりです。
旧作や原作でも、詩音は圭一に恋愛感情のようなものを少し抱いていたような描写がありました。
元々、詩音が悟史に惚れたのも不良に絡まれたのを助けてもらった時であり、ほぼ一目惚れです。元来惚れやすい性格なのかもしれないため、圭一に惚れる可能性もあると思います。
6月15日
お弁当箱を返却
教室で魅音に弁当箱を返すと、慌てふためきながら真っ赤になって受け取ります。美味かったと言われ、嬉しそうに笑ったので、お弁当をつくったのは人物であることは間違いありません。
その様子を、部活メンバーが見守ります。一番初めに声をかけたのは沙都子です。
「あらあら魅音さん、上機嫌ですわね」
このセリフは原作にはありません。また、この後の各キャラのセリフは原作通りですが、沙都子のセリフは辻褄が合わず、少々違和感があります。
見かけとは逆が真実
授業中のレナと圭一の会話ですが、概ねは原作通りですが、少々不穏な点があります。魅音が実は女の子らしいといった、見かけとは逆が真実かもしれないというレナの言葉を受けて、圭一は問いかけます。
【考察① レナはまた発症している】
レナは、鬼騙し編のような不穏な表情は見せません。ですが、今回の圭一はゴミ山に行っておらず、
【考察② 圭一は鬼騙しの記憶を継承している】
描写がないのが不自然ではありますが、一見おしとやかで親切で優しいレナが、
その日の帰り
帰る時の魅音の走り方に注目すると、前日とは異なることがわかります。
前日は、女の子走りをしていますが、この日は普通のフォームで走っています。
どう考えても別人です。つまりは、この日は魅音であると考えます。
不良に絡まれた
今後の展開
綿騙し編では、今のところ不穏な空気は感じられないため、まだ何も起こっていないと考えることもできます。そのため、これから起こるであろう出来事について考察します。
【考察① 魅音が発症する】
圭一から人形を貰い、はにかんだ笑顔が可愛い、ウエイトレスの制服がよく似合っていると褒められたことから、魅音の圭一に対する恋心は曇ることなく、どんどん募っていることが予想できます。
この考察①では、記憶継承による詩音に対しての疑心暗鬼であるため、前者は成り立ちません。また、後者に関しては、恋心によって冷静な対応ができなくなってしまったと考えることができます。
【考察② 詩音が圭一への恋心で暴走する】
また、綿騙し編でも祭具殿に入るかどうか分かりませんが、圭一を守ろうして、魅音や他のキャラに危害を加える可能性は十分考えられます。
まとめ
魅音と詩音
見分けたポイントとしては、目と走り方です。特に目は、表情によってつりあがるため、見分けるのは難しいですが、眉が上がっていないときにタレ目であれば、詩音だと判断しました。
沙都子
原作や旧作アニメとの違いの部分に沙都子が関わっていることが多いため、何か意図があるのだと思います。沙都子がメインとなるのは、次回の祟殺し編を題材にした話だと思いますが、今から動向には注目です。
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