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ひぐらしのなく頃に 業 11話 祟騙し編3 考察とネタバレ感想「皆殺し編との違い」

前回に続き、沙都子の発狂シーンから始まった11話。

ここからは、どうやら皆殺し編のルートを辿っているようですね…。

ということで、この記事では、皆殺し編との違いについて解説していきたいと思います。

 

 

 

 

 

6月15日

沙都子の発狂

前回の記事で、沙都子の演技説を提唱しましたが、根拠の一つであった梨花ちゃんの無表情が崩れ、本気で心配しているような表情を浮かべたため、演技ではなかったのかもしれません…。

ちなみに、このあたりのシーンは原作通りでした。

 

詩音の登場

放課後、教室で沙都子を救う方法を相談していると、詩音が現れます。

回りくどいことなどしないで「ぶっ殺してやればいい」と詩音が言うと、圭一は夢で見た鉄平を殺した時のことを思い出します

「そんなのだめ!詩ぃちゃん、それは正しいことじゃない。最善手なんかじゃないの

レナが説得しようとするも、詩音は他に方法はない、悟史くんに頼まれたと全く引き下がる気がありません。

「あんたたちは沙都子を見殺しにすればいい!私は違う!沙都子を妹だと、家族だと思ってる!

殺してくると捨て台詞を吐いて教室を出ようとする詩音を圭一が引き止めます。

「お前は絶対に後悔して自分を呪う。その時になってようやく、本当に求めていたことに気がつくんだ。叔父を殺すことなんかじゃない。みんなと幸せだった元の世界に戻ることだ!」

その言葉を聞き、梨花ちゃんがはっとしたような表情を浮かべます。

沙都子も詩音を人殺しにしてしまったことを後悔すると圭一は続けて説得します。

他にいい提案がないのに、口先だけで私の邪魔をするなと詩音は椅子を振りかぶりながら、脅します。

「仲間を信じろ、俺を信じろ。前原圭一が必ず沙都子を救う!!」

黙れ無能と詩音は椅子を振りかざします。額から血を流しながらも、圭一は立ちふさがったままです。

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ひぐらしのなく頃に業 11話

「おれたちが描く世界は、みんなで楽しく過ごして、暴れて、遊べるあの世界だ!」

その時、梨花ちゃんが圭一の前に出て、再び椅子を手にする詩音と対峙します。

「人は希望がなくなれば生きていけない。でもこの世界はまだ希望を失っていない。見えないだけで消えてしまったわけじゃない」

もう一度「俺を信じろ」という圭一の言葉もあり、詩音は冷静さを取り戻し、窓際で頬杖をつきます。

「で、どうするんです?まさかあれだけ言って手詰まりってことはないですよね」

「そうだ、児童相談所に訴えるんだよ!誰よりも事情を知っている俺たちが!」

圭一の発言に、ダメ元でやってみようとみんなは賛同します。

 

 

原作では、詩音が来るのは梨花ちゃんが職員室に呼ばれて、知恵先生が家庭訪問に行くと言った時なので、時系列はだいぶずれています。

また、この場に知恵先生もいます。

会話の内容にも幾つか違いがあります。

まず、詩音を止める際のレナのセリフです。

「詩ぃちゃん、そんなの駄目!!悟史くんはそんなの絶対に喜ばないよ!」

原作では、悟史くんを引き合いに出した後に、正しいことではないと倫理的観点から止めようとしますが、祟騙し編では、悟史についてはカットされています。

 

【考察 悟史との関係が薄い】

9話の考察でも書きましたが、業では悟史がレナにオヤシロ様の祟りについて相談をしていない可能性があります。

また、鬼騙し編綿騙し編でも悟史の話題を全く出していないこともあり、悟史と部活メンバーの関係性は、原作に比べると、薄くなっているのかもしれません。

 

 

 

ほかに違う点は、梨花ちゃんです。

原作梨花ちゃんはこの時点では諦めているため、終始傍観しているだけです。

代わりに、校長先生が現れてこの場を収めます。

また、前述しましたが、時系列にずれがあり、職員室に呼ばれて先生が事態を把握したばかりなので、この時点での解決案は、児童相談所への通報です。

それが失敗に終わったことを魅音からの電話で知り、圭一は両親にも相談したところ、直接訴える方法を思いつき。次の日に実行します。

 

興宮児童相談所

様子見という判断が間違っていると、沙都子の状況を伝えるために、圭一らは直接相談所を訪れます。

プライバシーの関係上、あまり話を聞くことができず、いい結果を残せませんでした。

落胆する部活メンバー。「圭一…」と呼びかける梨花ちゃんの声に対し「打つ手なしだ…」と弱気なことを言います。

信じない。梨花ちゃんは強く言います。

「私は今でも信じてる。だってあなたは、運命なんか、易々と打ち破ってくれる人なんだもの」

涙ながらに訴える梨花ちゃんのおかげで、圭一はやる気を取り戻します。

ここは原作通りです。

 

6月16日

圭一の演説

昼休み、圭一は教室内で沙都子の置かれた状況についてクラスメイト達に説明します。

5人じゃ足りねぇ!おまえら、仲間を救うために力を貸せ!」

圭一の言葉にみんなは賛同します。

教室内の騒ぎを知恵先生が廊下から伺っていると、梨花ちゃんが現れます。

「私は無力だから、力を借りないと何もできない。でも、それを阻止しようとする知恵を食い止めることはできる」

怪我人を出さなければいいと知恵は了承し。同行することを決めます。

 

原作では、校長先生も梨花ちゃんに口添えし、知恵先生を説得する手助けをしてくれます。

 

 

 

再び相談所へ

今度は総勢16名で相談所へ訪れます。

結果はあまりいいものではありませんでしたが、圭一達は諦めません。

次はもっと人を呼ぼうと団結して前向きに考えています。

このシーンも原作通りです。

 

ここで、二回にわたる相談所でのやりとりについて軽くまとめてみます。

  • 沙都子の件については現在対応中で、健全な生活を送れるように引き続き指導していく。

→この時、2人の関係を親子と間違えたことを詩音が指摘したことから、作中でも言われていますが、事態を正確に把握していないの可能性があります。

  •  叔父は沙都子の両親が死んだときに正式に親権者になった
  • 叔父が一年間育児放棄をしたことについては、沙都子を養育するために出稼ぎに出ていたためと説明を受けた
  • 叔母と沙都子の間にトラブルがあったことのみ認識している
  • 去年の時点では、叔父が虐待をしていたという情報はなく、 近所からも話はでていない。

→詩音やレナの発言により、去年から虐待の可能性ありと認識を改めてくれました。

  • 沙都子は虐待を否認し、一緒に住み続けたいかという問いにはYesと答えている。
  • 大勢で来た事実はないがしろにせず、対応を決めるうえで考慮はする

 

【考察 鉄平は本当に虐待をしていない】

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ひぐらしのなく頃に業10話

去年の時点で、鉄平が沙都子を虐待した情報はないと相談所の職員が言っているため、本当に虐待をしていないのかもしれません。

10話で入江から去年の北条家についての話を聞いた際の回想では、悟史には虐待の痕跡である痣が複数見られますが、沙都子は無傷です。

悟史が沙都子を庇っていたというレナや魅音の発言も加味すると、鉄平による暴力は悟史のみに向けられたものだと考えることもできます。

沙都子は叔母による陰湿ないじめのみで、つまりは、鉄平には虐待されていないと言えます。

また、10話の考察でも書きましたが、祟騙し編では鉄平が沙都子を虐待している直接の描写がありません。

祟殺し編では、体調が悪い沙都子が、鉄平に無理に家事をさせられている場面を圭一が目撃します。

そういった場面がカットされているため、鉄平が沙都子を虐待していない可能性があります。

 

今後の展開

皆殺し編では、この後、人数集めをします。

9話で圭一と交渉した天才ピッチャーの亀田に協力を仰ぎ、エンジェルモートで人を集めます。

しかし、祟騙し編では、沙都子が一人の力でホームランを打ってしまったため、亀田と圭一は仲良くなっていないどころか、話すらしていないでしょう。

亀田の協力がなく、集まった人数の少なさにより、結果が変わってしまうのかもしれません。

また、皆殺し編では、興宮で部活メンバーが麻雀のツバメ返しというイカサマ技の練習をしている時に、大石と会うのが初対面です。

圭一は、大石に技を披露してもらったり、やり方を教わったりと、良好な関係を築くことができます。

そのため大石は、児童相談所が園崎家に接触したことを伝え、忠告してくれたりと、警察という立場上、表立っての協力はできませんが、かなり役に立ってくれます。

祟殺し編では、圭一と大石の仲は悪いままであるため、このままでは邪魔をされる可能性すらあります。

ラストの意味深な大石が気になるところです。

 

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