旧作との違いは?ひぐらしのなく頃に業 1話 鬼騙し編 其の壱 感想と考察
一時期は社会現象を巻き起こした名作「ひぐらしのなく頃に」が再アニメ化されました!
全体的に、製作者の原作に対するリスペクトを感じる素晴らしい出来です。
冒頭のシーンから、鬼隠し編のリメイクなのかと思いましたが、どうやら新展開になりそうな予感も……!
今回は、ひぐらしのなく頃に1話の感想と、旧作との違いについて考察していきたいと思います。ネタバレを含むので、注意してください。
見どころを紹介!
キャラの可愛さが倍増!
物語シリーズで有名な渡辺明夫さんが、キャラデザを担当しており、全体的にかわいらしい雰囲気になっています!作画も格段に良くなり、ころころ表情が変わり、生き生きと動くヒロインたちがとても魅力的です!
……ヒロインたちがかわいい分、シリアスシーンでのギャップが凄まじく、展開を知っていても、ぞくりとしました。
変わらないキャスト!
メインキャストがそのまま続投です。
2006年の鬼隠し編から、14年ぶりとなるのに、全く声が変わっていません。
これには感動しました。声優さんってすごいですね……。
レナの「知らない」は流石でした。さっきまでほわほわしていたのに、急に声音を変え、静かに強く言い放つのは、知っていてもぞくりとします。
演出が神がかっている
1話だけかもしれませんが、旧作と同じ主題歌をエンディングで流してくれました!
旧作のファンにはたまりません。
また、ホラーシーンも、あえて表情を映さない絶妙なカメラワークで、不信感を煽っています。
それを踏まえての、ラストの梨花ちゃんの瞳がまた恐ろしいですね。
6月10日
レナ・魅音殺害の惨劇
いきなり、圭一がレナと魅音をバッドで殴り殺すという悲惨なシーンから始まりました。
旧作アニメも同様のシーンで始まったため、オマージュだと考えられます。
カレンダーを見る梨花ちゃん
意味深な顔でカレンダーを見る梨花ちゃんに、沙都子が心配そうに声を掛けました。
最後の赤い目で圭一とレナを見ていたことも踏まえると「業」では梨花ちゃんがループしていることを示唆するような行動が増えているのかもしれません。
沙都子のトラップ
レナ、魅音と共に登校すると、教室のドアには沙都子が仕掛けたトラップがありました。先陣を切った圭一は3つ目のトラップに間一髪ひっかかるところでした。
圭一が沙都子にデコピンをしようとすると、沙都子は泣きだしてしまいました。
それを梨花ちゃんが励ましたり、レナがかぁいい状態になったりと和気藹々とした雰囲気です。
このシーンは旧作アニメではカットされましたが、原作のゲーム版にはあるシーンです。
6月12日
雛見沢を案内
原作ではレナと魅音が先に待ち合わせ場所に来ているのでですが、今作ではレナが遅れてきます。
その理由を、魅音はお弁当を作っているからだと言いましたが、原作でもはりきって重箱を抱えています。
何か、別の理由があったのかもしれません。
古手神社の境内で梨花ちゃんと沙都子も加えた5人でお弁当を食べます。
ここは原作通りです。
レナとゴミ山へ
魅音と別れ、2人で帰路についた時、家に帰るのが惜しいという圭一に、レナは寄り道を提案します。
訪れたのはゴミ山です。レナが慣れた様子でゴミ山を駆け回るのを眺めながら待っていると、富竹から突然声をかけられます。
「連れがいたのかい?彼女はあんなところで何をしているんだい?」
「さぁねぇ…殺して埋めたバラバラ死体でも確認してるんじゃないですか?」
「嫌な事件だったね…腕がまだ一本、見つかってないんだろ」
一方で原作では、
「昔おこった殺人事件の死体でも捜してるんじゃないですか」
「…嫌な事件だったね。…まだ見つかってないんだろ」
これまでがほぼ原作通りだったことを踏まえると、この明確な変更には必ず理由があるのでしょう。
殺して埋めたバラバラ死体……
罪滅し編で、レナは父の愛人であるリナと、その相手である鉄平を殺して、バラバラに解体しました。
その様子を圭一達に見られましたが、腹を割って話すことで逆に結束感が増し、結果5人で死体を隠ぺいしました。
レナは自分から圭一をゴミ山に誘っているため、少なくともこの時点では殺人を犯してはいないでしょう。
しかし、この先の展開で不穏な場面があるため、詳しくは後述します。
また、富竹が腕と言ったのはバラバラ死体と合わせたためでしょう。
圭一は、山の下敷きになっているケンタくん人形をお持ち帰りする手伝いの約束をします。
先ほどの富竹との会話を思い出し、何があったか聞き出そうとするも「知らない」と一蹴されてしまいます。
響きこそ怖いですが、原作通りです。
6月13日
部活で宝探し
部活の内容は、魅音が隠したペンを探す、宝探しです。
原作では、イカサマトランプでのジジ抜きでしたが、鬼騙し編では、既にジジ抜きをしたことになっていました。
梨花ちゃんが沙都子のトラップにかかり、沙都子が勝利しました。
しかし、梨花ちゃんが仕返しにとプレゼントと装ってスタンプ付きのびっくり箱を渡し、沙都子の顔には大きく「KO」とインクがついてしまいます。
この改変にはどんな意味があるのでしょうか…?
【考察 沙都子と梨花ちゃんの対立構造】
この宝探しは、今後の展開を示唆するのもかもしれません。
梨花ちゃんはおそらく今作でもループしていると思いますが、そんな梨花ちゃんの弱点は親友である沙都子です。
沙都子が酷い目に遭う祟殺し編のカケラを嫌っていましたし、賽殺し編でも沙都子が親友で亡くなったことに大変ショックを受けていました。
今後、梨花ちゃんと沙都子が殺し合う…なんてこともあるかもしれません。
ぼーっとするレナ
レナがぼーっとしていました。少し体調が悪いため、保健室で休んでから帰ると言います。
圭一は魅音と一緒に帰宅し、ダム事件の話を聞きます。暴力沙汰にならなかったのか?と質問すると「なかった」とレナの時のように冷たく一蹴されてしまいます。
6月14日
この日はカレンダーと雨が降る描写のみです。
しかし、違和感があります。
6月11日はカレンダーすら映さずに飛ばされていたにも関わらず、14日はわざわざ雨のカットが入りました。
この日に雨が降ったことを示したいのであれば、会話の中で昨日の雨は…と話せばいいものを、どうにも不自然に感じます。
【考察 圭一以外の視点で物語が動いた】
今作は圭一の目線で物語が進んでいるため、圭一が、他のキャラの動きは分かりません。
梨花ちゃんがループを抜けるために暗躍したり、レナが罪滅し編のような事件を起こしたり、現時点では明かせないが、この日に何かがあった…と示唆しているのでしょう。
6月15日
再びゴミ山へ
ゴミ山に行くと、レナがゴソゴソとゴミ山をあさっていました。後ろ姿で表情は伺えません。
「わっ!圭一くん、どうしたの?こんなところで」
「事件発生の通報を受け参上しました!被害者はどこでありますか?!」
「え?!え?!事件って?!…え?!」
「ケンタくん人形がゴミ山に生き埋めになっているとの通報でしたが…?!」
「え?…っな、なぁんだ。圭一くん脅かさないでよ」
振り向いたレナはいつもの調子で微笑みます。
この会話は「事故→事件」「負傷者→被害者」の変更くらいで、ほとんど原作通りです。
レナの傍に行き、ケンタくん人形の場所まで案内してもらいます。
その場所はレナが先ほど作業していた場所から離れています。
原作では、移動することなく「この隙間から見える?」と聞いています。
レナは今まで、何をしていたのでしょうか……。
ケンタくん人形救出
ゴミをどかして救出作業をする圭一でしたが、中々思うようにいきません。
寝転んで休憩していると、レナが家から麦茶を持ってくると言って駆けだしました。
「絶対、そこにいてね」
これは原作にないセリフです。
何か、見られたくないものがあるのかもしれません。
鉈を持ったレナ
辺りが暗くなると、圭一は起き上がり近くにある雑誌の束を見つめます。
富竹の言葉を思い出し、束ねられた雑誌を紐解き、事件について調べます。
そんな圭一の様子を、レナは鉈を持って後ろから眺めています。
ここまでは原作通りです。
赤い目の梨花ちゃん
そんな圭一とレナの様子を少し離れた場所で梨花ちゃんが見ています。
その目は赤く、無表情です。
今作では、出題編の時点で、梨花ちゃんの介入が見込めそうです。
まとめ
旧作との違いは?
大筋は旧作と変わらないものの、細部は異なっていました。
まとめると
- 部活の内容がジジ抜きから宝探しに変更
- 富竹との会話内容が変更
- ゴミ山でのレナの不審な動き
レナは罪滅し編での前科があるため、今作でも既に殺しているのかもしれません。
【考察 レナは2人を殺している】
空白となっていた6月14日にレナがリナと鉄平を殺していたとすれば、ゴミ山での不審な動きの説明がつきます。おそらく死体の隠ぺいでもしていたのでしょう。
また、前日にぼーっとしていたのも、家庭について悩んでいたからかもしれません。
梨花ちゃんの動きと合わせて、どんな展開になるか気になりますね。
キャストコメント
公式サイトに乗せられたキャストコメントに気になるものがありました。
アニメをご覧になる方々へメッセージをお願いします。
前に見た事のある方も、初めて見る方も楽しめる内容になってます。
「何で?」「どう言う事!?」の連続で、続きがとても気になります。
お楽しみください。
久しぶりに「ひぐらしのなく頃に」のキャラクターを演じられていかがでしたか?
ひぐらしの沙都子は久しぶりな感じがまったくしませんが、ただ…まさか…
あ〜〜この先は言えませんのですわぁ〜〜💦
以上が、ひぐらしのなく頃に1話の感想と考察になります。
シリアスパートも不穏な動きを見せていますが、日常パートにも力が入っていて、旧作とは違ったオリジナル展開が多いため、旧作のファンの方こそ楽しめる出来になっているかと思います!
この先、どうなっていくのか楽しみですね。
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