新作!?ひぐらしのなく頃に 業 2話 鬼騙し編 其の弐 感想と考察
リメイクかと思われたひぐらしのなく頃に
2話にて、タイトルに「業」がつき、まさかの新作であることが明かされました。
「鬼隠し編」に少々アレンジを加えたかと思われた1話ですが「鬼騙し編」という新しいカケラだったようです。
鬼騙し編……まず我々視聴者が騙されてしまいましたね。
様々な衝撃が走った2話について考察していきたいと思います。
(この記事では、旧作で明かされた雛見沢の真実や黒幕などについてのネタバレを含みます)
羽生の登場
冒頭では、梨花ちゃんが数多のカケラに囲まれた場
カケラの海、羽生の登場。
梨花ちゃんが100年もの時間をループを繰り返していたこと、これから雛見沢で事件が起こり、梨花ちゃんを殺そうとするものが現れることなど、いきなり新規置いてけぼりの急展開です。
旧作のファンにとっては嬉しい新展開!
幾つか気になる点について、言及していきます。
聖ルチーア学園の制服
この梨花ちゃんは、聖ルチーア学園の制服を着ています。
梨花ちゃんの制服、詩音と同じ聖ルチーア学園のだね🤔
— sai (@8_deepblue) 2020年10月8日
中学上がって聖ルチに行ったのか…#ひぐらし pic.twitter.com/mobQvvOP4h
大人っぽい顔立ちや伸びた身長から、中学生の梨花ちゃんであることは明白です。
長袖を着ているので、季節は夏ではないのでしょう。春か、冷え始める秋か冬。
おそらく、梨花ちゃんは何者かに殺されたか、もしくは別の要因で、またループをしなければならなくなったようです。
勝ち取った未来
梨花ちゃんが殺されずに無事中学生になったことから、ハッピーエンドだった世界の続きの話であることは分かります。
真っ先に思いつくのは「祭囃し編」ですが、私は「賽殺し編」の続きではないかと考えます。
「賽殺し編」では、羽生が消えかかっているという伏線があった、今回の残り香となってしまい、物語に介入できない羽生と繋がります。
もしくは、羽生がいないという点に着目すれば「澪尽し編」の可能性もあります。
業というタイトル
今作は最初から梨花ちゃんの秘密が断片的に明かされており、メインで動くことが予想されます。
業【ごう】身・口(く)・意が行う善悪の行為。特に悪業。また前世の悪行の報い。出典:Oxford Languages
業というのは、梨花ちゃんが経験したカケラでの行いのことを差すのだと思います。
どのような目的で、誰の手によって、再びループが始まったのかは謎ですが、かつての梨花ちゃんの行動に対し、何かしらの不満を持ったキャラがいるのかもしれません。
記憶が戻りつつある圭一
ケンタくん人形をお持ち帰りするために、鉈を振るう圭一は、ふいに1話冒頭の光景が頭に浮かびます。レナと魅音を殺害しているシーンです。
「え……」と呟き、冷や汗を流しますが、すぐさま取り繕っています。
これは鬼隠し編を経験したを圭一の記憶が戻りかけていることの伏線でしょう。
様子がおかしいレナ
1話に続き、2話でも同様にレナが不自然です。
例えば、背後から圭一に近づき、鉈を振りかぶったり、無事に救い出したケンタくん人形を、どうやって運ぶか考えている時、虚ろな目をして圭一を見つめたりなどです。
「腕がまだ1本見つかってないんだってね」という富竹の会話を意識している様子の圭一に対して、思うところがあるかのようです。
また、富竹を探偵やスパイだと疑う圭一に対して、軽口を叩く魅音とは対照的に、レナは意味深な表情で圭一を見つめていました。
【仮説①】レナは既に雛見沢症候群を発症している。
1話の考察の方で詳しく記述しましたが、ゴミ捨て場で何か作業をしている最中に圭一に話しかけられ、不自然なほど動揺している姿が見られました。
レナは罪滅し編で、リナと鉄平を殺害し、死体を埋めています。
また、違う世界戦では、詩音、圭一と共に協力して殺害することもあるようです。
よって、レナが鬼騙し編で殺害をしていても不自然ではありません。
【仮説②】レナも記憶が戻っている
物語が圭一の視点で進むが故に当然なのですが、圭一に対して不信感を抱いているような描写が多々見られます。圭一を見つめるときの目が虚ろで異常です。
また、圭一が重そうだからと鉈を持とうとすると「大丈夫」と声音を変えて強く拒否しました。
このことから、圭一に殺された鬼隠し編の記憶を思い出しかけているのだと考えます。
レナは圭一にときめいているシーンが多く、ラブコメシーンが強調されているため、夢で見たなど、しっかりと思い出しているわけではないのでしょう。
警戒はしていても、好意の方が強いという感じでしょうか。
どちらにせよ、怪しい動きを見せるレナには今後も注目していきたいですね。
魅音と詩音は入れ替わっている?
ゾンビ鬼での魅音
魅音はゾンビ鬼で、鬼のフリをしていましたが、実際は鬼ではありませんでした。
これは後の伏線になりそうです。
また、厄醒し編でもゾンビ鬼をしていましたが、その時は詩音もいました。
鬼騙し編……鬼が騙すのか、鬼に騙されるのか。
この先、魅音が怪しい動きをしたとしても、それは詩音なのかもしれません……。
お祭りのシーンは詩音だった?
お祭りでの魅音が、どこか詩音を思わせるような言動や行動をとっており、入れ替わっているのではないかと考えられます。
- 富竹の恋愛事情に興味津々
- レナと圭一をくっつけようとする
- 沙都子の面倒を見ている
1に関しては、詩音の方が魅音よりも恋愛脳であるため、可能性はありそうです。
2に関しては、魅音は圭一に恋愛感情を抱いているため、2人の仲を応援するのは不自然です。
ですが、仮に詩音だったとしても、魅音のことを応援しているはずなので、あまり自然な行動ではありません。
3に関しては、詩音は悟史のことがあり、沙都子に対して複雑な感情を抱いていますが、目明し編のように、積極的に接し、妹のように面倒を見ることもあります。よって、可能性は高いと思います。
本当に、魅音と詩音が入れ替わっているならば、魅音は一体どこで何をしているのでしょうね……。
もしかしたら、鬼騙し編では、頭首の証である鬼の刺繍が、本来の魅音にあるのかもしれません。2人の立場が入れ替わっていない世界戦ということも視野に入れておきたいところです。
富竹と梨花ちゃん
綿流し祭の最中に圭一たちは富竹と会います。
梨花ちゃんの演舞の写真を撮ろうとしていたが、約束が入ったから、できなくなったそうです。
この時、梨花ちゃんは富竹を呼び止め、頭を撫でます。
なぜ頭を撫でたのでしょうか?
【仮説①】この世界を諦めた
富竹が死ぬと間違いなくバットエンドになってしまうのに、今作の梨花ちゃんは積極的に動いている描写が見られません。富竹を救おうをしているように見えないのです。
だから、このなでなでは、富竹の身に起こることを案じてのものかもしれません。
梨花ちゃんなりの別れ際の挨拶だとしたら、相当残酷ですね。
【仮説②】既に手を打っている
あくまでも描写されていないだけで、事前に富竹と通じていることも視野にいれておきたいです。だとしたら、これは、幸運を祈るという意味あいでしょうか。
どちらにせよ、富竹がこの先どうなってしまうのか、時報になってしまうのか。3話に注目です。
罰ゲームを受けていない
また、この富竹は部活に参加しなかったため、Tシャツに落書きをするという罰ゲームを受けていません。
ということは、鬼隠し編終盤の「富竹さんと同じ目に遭って貰う」というセリフが成り立たず、お見舞いシーンで圭一がマジックを注射器と勘違いすることもなくなるかもしれません。
鬼騙し編は、所々、違う点は見られますが、基本的には今のところ、鬼隠し編のようなストーリーです。
「ひぐらしのなく頃に 業」のPVでも、鬼隠し編を思わせるレナの「嘘だ!」のシーンや、ドアをこじあけるシーンがあるため、この先もある程度は鬼隠し編のようになるでしょう。
ですが、圭一が記憶を微かに継承していることもプラスして、レナと魅音を殺害する最悪の結末は逃れられるかもしれません。
祭具殿の侵入
富竹が罰ゲームを受けず、鷹野に会いに行ったため、綿流し編のように、祭具殿に入った可能性があります。
ですが、詩音(もしくは魅音)はともかく、圭一は一緒ではないため、展開が予想できません。
さいごに
鬼騙し編は、1,2話までの話の展開や、PV、名前が似ていることからも、基本的には鬼隠し編をなぞっていることは間違いないでしょう。
では、違いはどこになるのか?
私は、圭一が雛見沢症候群を発症しなかった場合のIFストーリーになるのかなと考えています。
根拠は、圭一が記憶を継承しているような描写が見られる、マジックが注射器にが見える展開に繋がる台詞の伏線がなくなったの2つです。
しかし、レナが既に発症している疑いがあり、圭一も今後レナに対する不信感が高まっていくことが予想されるため、最悪の場合は、2人とも発症してしまうこともあり得ると思います……。
頭首だから発症することはないとされる魅音が鍵を握っているのかもしれません。
以上が2話の考察になります。
ますます謎が深まっていき、どんどん物語に引き込まれていきますね。
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